令和7年度の岐阜市PTA連合会 指針
令和7年度の岐阜市PTA連合会の指針が、3/19の第1回会長会で承認されました。
【スローガン】
できる人ができる時にできる範囲で気持ちよく
PTAは子どもたちの健やかな成長を願って設立された任意の団体です。そのため、PTA活動は「できる人ができる時にできる範囲で気持ちよく」行うものでなければいけません。一部のPTAでみられる役員の押し付け合いや、当事者の自由な意思を無視した事実上の強制参加はPTAの本来の姿ではありません。PTAに関わる一人ひとりが無理のない範囲で気持ちよくPTA活動に関わることができるようにしなければいけません。歯を食いしばって泣きながらPTAをやっている大人の姿は、子どもたちを笑顔にするどころか、悲しませることになります。身の丈に合ったPTA活動で十分です。誰一人漏れることなく大人も子どももみんながハッピーになれるように、知恵を出しあって気持ちよくPTA活動を行うようにしましょう。
【令和7年度 岐阜市PTA連合会の目標】
改革の趣旨に即して適切に新たな制度を運用し、必要に応じて新制度の微調整を行い、これをもって岐阜市PTA連合会の組織運営の適正化を引き続き図っていく
上述のとおり、PTAは任意の団体ですから、PTA活動は「できる人ができる時にできる範囲で気持ちよく」行うものでなければいけません。しかし、このPTAの原点ともいえる基本的な姿勢が堅持されているとは言い難い現実が存在します。そのため、PTAの適正化を求める声が近年、全国規模で強まってきました。
岐阜市PTA連合会においても、令和4年度に岐阜市PTA連合会自体の組織運営につき抜本的見直しを求める声が強まり、これを受けて、令和5年度及び令和6年度において大きな制度改革が行われました。しかし、制度を変更しただけでは「仏作って魂入れず」という事態になりかねません。そこで、令和7年度は改革の趣旨に即して適切に新たな制度を運用し、必要に応じて新制度の微調整を行い、これをもって岐阜市PTA連合会の組織運営の適正化を引き続き図っていきたいと思います。
【岐阜市PTA連合会の役割】
新たな制度の下で岐阜市PTA連合会としての活動を行うにあたり、過去2年間の制度改革の根底に据えられていたとも考えられる「単位PTAと岐阜市PTA連合会の役割」について認識を共有しておきたいと思います。それは、現場で直接子どもたちと向き合う単位PTAこそがPTA活動を行う基礎的団体(一次団体)であり、岐阜市PTA連合会は、その単位PTAに寄り添い、支えることを任務とする団体(二次団体)であるということです。
このことから、岐阜市PTA連合会が果たす役割は、以下の4つに限定されるものと考えます。
①岐阜市PTA連合会は、単位PTAの自主的自発的活動を支援する役割を果たします。
②岐阜市PTA連合会は、単位PTAが単独では解決できない問題に直面した場合に単位PTAを助ける役割を果たします。
③岐阜市PTA連合会は単位PTAだけでは十分な成果を得られない事業を実施し、単位PTAの活動を補完する役割を果たします。
④岐阜市PTA連合会は単位PTA同士又は関係団体との連絡調整を行う役割を果たします。
【7年度の岐阜市PTA連合会のおもな取組み】
岐阜市PTA連合会は、これらの役割を果たすため、令和7年度に以下の取組みを実施します。
①単位PTAを支援する取組みとして、グループ制の運用を開始します。
②単位PTAを助ける取組みとして、困りごとアンケートを実施するほか、未だ解決されているとはいえない入退会問題を取り上げ、保護者及び教職員の任意性確保や、PTAの適正化に向けた規律の創設について検討します。
③単位PTAの活動を補完する取組みとして、令和6年度に引き続き、ランドセル事業を実施します。
④連絡調整に関する取組みとして、会長会や交流会を主催するとともに、関係団体(岐阜県PTA連合会、教育委員会等)との協働を図ります。